㎡表記と坪表記

㎡表記と坪表記の存在

 土地の面積や建物の床面積は登記簿では平方メートルで表記されますが(計量法3条)、取引の現場では坪で表記されることも多々あります。

 皆さんも、宅地を購入する際、100㎡と言われるより、30坪と言われる方が具体的にイメージしやすいのではないでしょうか?

 平方メートルでの表示を坪に換算する場合、一般には3.3で除すことが多いと思いますが、正確には0.3025を乗じることになります。100㎡なら、100×0.302530.25坪になります。

昭和41年3月1日付民事甲第279号民事局長通達

 何故、「1㎡=0.3025坪」となるのかといいますと、「土地の地積又は建物の床面積を平方メートルによる単位で表示する場合の換算率及び換算方法等について」と題する昭和41年3月1日付民事甲第279号民事局長通達により、次のように決められているからです。

「土地又は建物に関する計量については、計量法施行法(昭和26年法律第208号)第3条、不動産登記法施行令附則第3項もしくは第4項又は土地台帳法附則第5条もしくは家屋台帳法施行令第4条第3項の規定により、昭和41年3月31日までは尺貫法による計量単位を用いてさしつかえないことになっているが、昭和41年4月1日以後においては、すべて計量法(昭和26年法律第207号)第5条第1号所定の平方メートルによる計量単位を用いなければならない。従って、尺貫法による計量単位をもって表示されている土地又は建物について登記の申請又は台帳申告をするには地積又は床面積を平方メートルによる表示に換算してすることになるが、この場合における換算率及び換算方法等については、左記により取り扱うのを 相当と考えるので、この旨貴管下登記官に周知方しかるべく取り計られたい。おって、本通達を登記官に周知させるための印刷物及び登記従事職員に配付すべき換算表は別途送付するから、念のため申し添える。

一、尺貫法の単位により表示されている土地の地積又は建物の床面積について平方メートルに換算する場合には、1万坪未満については一坪を3.30578512平方メートルとし、1万坪以上については、1坪を121分の400平方メートルとする。

 ただし、1坪未満について換算するには1坪を3.3057平方メートル、1坪以上10坪未満について換算するには1坪を3.30578平方メートル、10坪以上100坪未満について換算するには1坪を3.3057851平方メートル、1000坪以上1万坪未満について換算するには1坪を3.3057851平方メートル、1000坪以上1万坪未満について換算するには、 1坪を3.30578512平方メートルとして計算してさしつかえない。

(以下略)

 以上より、1坪=3.3057㎡となり、㎡を坪に換算するには0.30251÷3.3057)を乗ずることになるのです。

(弁護士 井上元)

 

この記事は弁護士が監修しています。

弁護士 井上元(いのうえもと) OSAKA ベーシック法律事務所

大阪弁護士会所属(1988.4 登録、日弁連登録番号:20771)
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